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引越しの初期費用ってどれくらいかかるの? 賃貸コラム

2018年10月29日

新しいお部屋に引っ越す時に費用がどれくらいかかるのかは、あらかじめ知っておきたいですよね!
本日は初期費用についてお話していきます!

支払う確率:高

敷金

家賃の1カ月分が目安です。基本、入居者が部屋を退去する際、原状回復のためのクリーニング等の費用に充てられます。原状回復にかかった金額等が敷金から差し引かれて残額が戻ってきます。
しかし、敷金が「預け金」であることを知らない方は、退去時の返金をもらい損ねることがあるようですのでご注意を。

礼金

家賃の1カ月分が目安です。大家さんに対して謝礼として支払います。敷金との違いは退去時に返還されないことです。最近では礼金なしの物件も増えています。

仲介手数料

家賃1カ月分+消費税が目安です。内見や契約手続きを行った不動産会社に支払います。

保証料

家賃+共益費の0.5カ月分が目安です。近年は連帯保証人をいれずに家賃の保証会社を利用することが主流となってきています。保証料は、保証会社を利用する場合に支払うもので返金はされません。
また、連帯保証人がいれば保証会社利用が不要な場合もあります。

火災保険料

1万円~2万円程度が目安です。火災や水漏れなどのトラブルに備えて、損害保険に加入する必要があります。不動産会社から保険を勧められることが多いですが、自分で選んだ保険に加入することも可能です。その際は加入証明を求められることがあります。

前払家賃

契約時に入居月とその翌月の日割り家賃を支払うのが一般的です。入居後の1ヶ月分を前納するのが一般的です。

支払う確率:中

鍵交換代

鍵の種類によって金額も変わりますが1万円~3万円程度、ディンプルキーなどの防犯性能が高い鍵で5万円程度です。契約によりますが借主が負担するのが一般的です。

ハウスクリーニング代

退去時に支払うことの方が多いですが、物件によっては入居時に支払うこともあります。広さによって金額は変わりますが、一人暮らしのお部屋で3万円~5万円程度です。

緊急時のサポートサービス代

サポートの内容はその会社によって違いますが代表的なものとしては、鍵を無くした時のサポート、水回りのトラブル、健康相談、ガラスが割れた時の応急処置などです。
費用としては幅広いですが1.5万円~3万円が目安です。

その他の初期費用

引越し代

距離と持っている荷物の量、引越し時期によって異なります。一人暮らしで3万円~10万円程度、二人暮らしで8万円~30万円程度と幅があるので、見積もりをとった一社目が想定外に高い場合は他社でも見積もりをとるのが良いでしょう。

エアコン、照明器具など

1LDKや2LDKでもエアコンが一つしかついていない部屋は珍しくありません。しかし、エアコンがない部屋でも、エアコン工事の必要がなく購入すれば設置できる状態であることも多いです。
また、照明器具について入居者が購入して設置しないといけないということもしばしばあります。

家賃8万円、15日契約の場合で試算

敷金         8万円
礼金           8万円
仲介手数料  8万円
前払家賃   12万円(当月分家賃15日分+次月分家賃1ヵ月分)
保証料        4万円
火災保険     2万円
鍵交換代     2万円
引越し代     6万円

合計 50万円

かかる費用は契約によってまちまちなので一概に言えませんが、家賃の6~7ヶ月分の費用は想定しておきましょう。自分で初期費用の概算を出すのも良いですが真剣に引っ越しを考えているお部屋の初期費用は不動産会社の担当者に聞いてみましょう。

初期費用をもっと安くできないの?

礼金なし

最近では、礼金なしで入居できる物件も増えてきています。大家さんとしては、借主にかかる初期費用をなるべく抑えて早く入居してもらいたいと考えているからです。

フリーレント

フリーレントといっても、適用条件はさまざまあり、「契約の翌月分はフリーレントで住めるが、初期費用として翌々月分の前家賃を支払う」「日割り家賃(契約月)分だけフリーレント」というケースもあります。そうなると、借りている間のトータルコストはお得になっても、初期費用はそこまで抑えられません。どの期間分がフリーレントになるのか、前家賃は契約時に支払う必要があるのかを確認しておきましょう。

分割払い

貯蓄があっても引越しで支払ってしまい、手持ちがなくなってしまうのはちょっと不安ですよね💦そんなときは初期費用を「分割」して支払うことが可能か確認してみましょう。費用の一部もしくは全額をクレジットカードで、分割払いにできることがあります。そうすればポイントやマイレージもたまりますし、手持ちが急になくなることを防げます。
しかし、初期費用を分割できるかはケースバイケース。仲介手数料は分割払い不可など条件がそれぞれ異なることが多いので個別に確認が必要です。

引越し費用を抑える

引越し業者の料金は、繁忙期かどうかで値段が大きく変動してきます。1~3月など引越しシーズンを避けたり、土日祝日ではなく平日を選ぶと費用を抑えることが可能です。逆にエレベーターのない物件での2階以上での引越しは、費用が割増しになることがあります。

最後に・・・

ひと昔前まで賃貸住宅の契約は、敷金や礼金だけで家賃の数か月分になるなど、家主側の都合が尊重される傾向にありました。しかし、近頃は人口減少や人口の都市部集中などもあり、賃貸住宅の供給過多・空き室率上昇の状況に移行しています。そのため、初期費用軽減など借主側の負担を軽減するサービスも徐々に増えていますので、これからお引越しをされる方にとっては良い傾向にありますね♪